青島非凡会1通のメールからネットワークへ

上海から一路、青島へ。
美しい海岸と広大な平地に広がる畑・・・ここが「日本の台所」と呼ばれている青島だ。
ドイツの植民地時代の雰囲気が残った美しい町並み。ここは中国では珍しく海水浴ができるため国内旅行で訪れる中国人も多いという。特に今年はSARSの関係か、夏休みシーズンはどこのホテルも満室だったとか。
たまねぎ、ねぎ、ほうれん草、きのこ類といった日常の食材はもちろん、アサリ、エビなどの魚介類まで、青島から日本に輸出される食材は豊富だ。
その青島で、今日は国外初の「非凡会」が開催される。「がんばれ社長」の武沢さんを囲む「非凡会」は国内各地で開催されている。2000年からメールマガジンの読者である青島在住の森栄株式会社の栄振潔社長が主催して今回「青島非凡会」が開催されることになった。神原汽船青島事務所の平林所長(写真・左)と楊主任(写真・右)も現地で合流。私も日本からのゲストの一人として参加させていただいた。
常州といい青島といい、1通のメールマガジンからネットワークはどんどん広がっていく。
なによりも、武沢さんと私の出会いも、1通のメールからだった。
インターネットの出現で、こういう「縁」は格段に増えたと思う。しかし、一方でその縁を育てることの難しさもあるのかもしれない。「がんばれ社長」のメールマガジンの縁が、「非凡会」によって「縁結び」として機能していることを強く感じた。
さて「青島非凡会」の参加メンバーは30代の経営者が中心。輸出に関わる仕事をしている設立から5年未満の若い企業が中心だ。事業が軌道にのりだし、はじめてマネジメントの壁にぶつかったころ、といったら失礼だろうか。
「がんばれ社長」のメールマガジンを翻訳し、毎週土曜日にスタッフとそれをもとにMTGをしているという主催者の栄さん。彼は自己紹介で「共存共栄、誠実勤勉」という自社の経営理念を発表した。森栄のスタッフの方々数人から話を聞いたが、非常に尊敬できる経営者であるとのこと。誠実な人柄と有言実行の行動力。今回の「非凡会」でも自分だけでなく、自社のスタッフ、そして経営者仲間と一緒に成長しようという姿勢に感銘を受けた。
2時間の「非凡会」のあと、会場を移して交流会。
今回は時間が短かった。次回は1日かけて開催してほしい。これまで同業の人しか交流していなかった。異業種の経営者も同じ悩みを持っていることを知ることができた、などなど料理を食べながら、みな今日の感想を話す。この4年間家庭を省みずに働きつづけているという社長もいる。彼らの向上心の強さはすばらしい。
私自身も「がんばれ社長」の一読者として、彼らと同じ立場で同じように悩みを抱えているという話をさせていただいた。
ところですべての企業に経営理念が必要なのだろうか?
私自身を振り返ると、設立6年ぐらいたってやっと会社が回りだしたころに初めて「経営理念」を作った。それもスタッフからの要望で・・・。
私同様に若い経営者の皆さんが、「今」作る経営理念が本当に企業として永遠なのだろうか?マイクロソフトのビル・ゲイツがすべての家庭のコンピュータをといったライフスタイルで表現した経営理念は、それが実現してしまうと新しいものに変えていかなくてはならない。
生活に密着した輸出関連や製造業を営む彼らも、そしてもちろん私も、まだまだ経営者として、そして人間として完成しているわけではない。
奇しくも今日の「青島非凡会」での武沢さんの第一声は「会社は、経営者の器以上にはならない」であった。今の「器」で終わらせないために、私たちは日々努力をしている。自分の成長に合わせて会社も成長していき、そこで新しい考えに出会うことがないとは言い切れない。私自身、経営理念そのものは変えていないが、その解釈は毎年のように変化している。
うまくまとめられないが、企業の根底で変わらずに守りつづけるものと変化しつづけること。そのバランスをとることも経営者の重要な仕事だと感じている。
日本の経営者の考え方やマネジメントについて積極的に学ぼうとしている中国人の若い起業家たち。お互いの国の文化や商習慣を理解していけば、日中間のビジネスはもっとスムーズに拡大していくことだろう。
まず、会って話をしてみること。そして一緒にお酒を飲むこと(笑)。こういう「リアル」のコミュニケーションがお互いの溝をあっという間に埋めてくれる。
ただし、お酒の飲み方には注意しましょう。まちがっても「乾杯!」なんていわないように(苦笑)。
ちなみに今日のBlogは、28.8のダイアルアップで更新しました(涙)

青島非凡会1通のメールからネットワークへ」への4件のフィードバック

  1. I just want to say I’m very new to weblog and certainly savored your blog. Most likely I’m planning to bookmark your site . You absolutely have awesome well written articles. Many thanks for sharing with us your website.

  2. 神原さま
    下記訂正します:
    お陰さまで、今まで西洋哲学に夢中している私は、「三国志」をこれからも読みましょう。
    「三国志」の書名を漏れましたのは、記号>を入れたのかも。すみませんでした。
    取り急ぎ以上です。 宜しくお願いします。
    森栄工業(株) 栄

  3. 神原 さま
    こんにちは!
    先日の御来訪を頂きまして有難う御座いました。
    交流会ではお互いに忙しくてお酒も話しも少なめに交わしたこと、と残念しましたが、今度の御来訪を鶴首お待ちします。
     
     交流宴会の後に、青島現地の人(私も含め)8人が反省会をしまして、翌日4時まで討論しましたが、まず武沢先生の無限に見える包容性に感心しておりました。
     次に、貴方を始め桜井さまにも杉浦さまにも鈴木さまにも、青島現地の若い経営者は大変感心しました。  特に 凄く知識や智恵、実行力や活力 などの持ち主の神原さま、と現地の経営者は認識していました。
     お陰さまで、現地の人が今まで持っている誤解–「日本側30代以下の方が、過保護の背景に育ちられて精神的な格闘力が弱くなってしまった」は、一掃しましたよ(笑い、、)。 さすが哲学専攻の神原さんのロジック明晰、理論整然の御発言にも会話にも、綺麗な声で純粋な東京日本語にも、現地の人みんなは魅了か魅倒しましたよ(笑い)。
     お陰さまで、今まで西洋哲学に夢中している私は、これからも読みましょう。
     また、これから是非何か協力できるチャンスをお互いに作りまして、力を合わせて何もかも挑戦しながら開拓猛進しましょう! 是非宜しくお願いします。
    取り急ぎ以上です。 宜しくお願いします。
    森栄工業(株) 栄
    追伸
    emailで送信不能でしたので、このコメントのところを使用しますので、宜しく御理解をお願いします。

  4. 中国での経営者の集まりってどんな雰囲気なのだろう?日本では全国どこへ行ってもある程度は想像がつきますが、中国と日本は同じではありません。どんな感じの会合になるのか予測もつかない「青島非凡会」でしたが、ものすごく感動しました。ある面では日本の経営者より真剣にがんばっている方々が何人もいたと思います。
    「がんばる」「がんばる」「もっとがんばる」こんな挨拶を何度も聞きました。彼らが日本の経営者と同じような知識や経験、ノウハウを身につけたらどうなるだろう、と考えてしまいました。
    いずれにしても年に23回のペースで定期開催することが決まりました。ありがとう、青島。
    そして、楽しい二次会の締めを、三国志の話題でまとめ、日本式一本締めで締めてくれた神原社長にもお礼を言わねばなりません。ありがとうございました。

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