Change the fact into value

10月1日。今日は、会社の創業記念日。10年前の今日、私は一人で「株式会社 神原アドプランニングシステムズ」をスタートさせた。その会社はKAPS(カプス)という略称のほうがお客様に浸透したため、社名をカプスに変更。そして昨年、カプスという名前を捨て「ニューズ・ツー・ユー」へと発展してきた。
ちなみに、ニューズ・ツー・ユーの設立記念日は3月22日。
起業して丸10年だと考えると、感慨深い。
よくいえばチャレンジ精神が旺盛、悪くいえば飽きっぽい私が10年続いたものは会社だけだ。(それもすごいなぁ・・・)
なぜ10年間も続けることができたのか、考えてみた。
 ・いろんなお客様といろんな仕事ができた
 ・バラエティにとんだスタッフとの毎日が刺激的だった
 ・インターネットというメディアそのものに魅了された
 ・いつも新しい課題が山積みで、飽きるヒマがなかった
 ・会社の成長=自分の成長が楽しかった
とにかく、振り返ると楽しい思い出がたくさんあるのだ。
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そんな記念すべき1日は、盛りだくさんだった。
まず、午前中は来年の経営指針の発表。スタッフを一同に集めて私がプレゼンするのは、決算報告とこの経営指針の2回。
来年のコンセプトは「Change the fact into value」。
この1年を通じて積み上げてきた経験や実績という「Fact(事実)」をニューズ・ツー・ユーならではの価値に成長させていこう!という思いを込めた。
私にとっては日々繰り返し考えている問題でも、スタッフにとっては初めて聞くことばかりだ。理解してもらうために、言葉の選び方からプレゼンの構成まで一生懸命検討したが、ちゃんと伝わっただろうか?
スタッフ向けのプレゼンはいつも不安でいっぱいだ。
そして、今日二つ目のイベント(?)はISMS取得プロジェクトチームから受けたプレゼン。
ニューズ・ツー・ユーでは、昨年からISMS取得のためのプロジェクトを推進している。昨年は事業統合で惜しくも断念してしまったが、今年はそのリベンジも含めて、5人のスタッフが社内情報の洗い出しから規定の策定、スタッフへの啓蒙活動に取り組んでいる。
目標の年末まで後3ヶ月となった今日の役員へのプレゼン。事前にリハーサルを実施するなど、かなり気合が入っているようだ。
さて、そのプロジェクトメンバーからのプレゼンは、なんと弊社の業務内容をベースにしたリスクのケーススタディの発表だった。しかも一人1ストーリーずつ作成しているから5本連続!!
ここで具体的に書くことは出来ないが、実際のクライアント名、スタッフ名が上げられて起こりうるクライシスをストーリー仕立てでプレゼンされ、正直、背筋の凍る思いだった。しかもそれが5つもあったんだからたまらない!!
チームから私たち役員への宿題は、これら想定されるリスクに対して会社としてどう考え、予防策をとるのか、ということを回答すること。なんどか頭をよぎったことのあるケースもあったとはいえ、組織的そして予算も含めた具体的な対策は未着手のものばかり。
私たちの事業が内包するリスク。私が起業したとき、リスクについて考えただろうか・・・。否。希望と期待にあふれていた私は、リスクの部分の検証なしで会社をスタートさせてしまった。しかしそういう経営者も多いのではないだろうか?
彼らのプレゼンの前提にあったのは、事業継続のための規定作り。経営者でもない、まして若いスタッフが、会社の存続について真面目に考えてくれたことは大きな感動だった。事業存続、そして彼らを守るためにも、会社の課題について、真剣に取り組んでいかなくてはならない。
会社をはじめてちょうど10年の今日、こういう大きな課題をぶつけてくれたスタッフに心から感謝している。
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そして夜7時からは、スタッフとOB・OGを招待しての懇親会。これは恒例となっているもので、カプスやニューズ・ツー・ユーを卒業した懐かしい顔がいっぱい集まった。スタッフの家族はもちろん、いつのまにか(?)子持ちになっている人も!
今年は、事業統合から1年ということで、新しい顔も多い。乾杯のあと、OG・OB、そしてスタッフの家族に新生ニューズ・ツー・ユーの仕事を披露した。
このプレゼンを一番聞きたかったのは、実は私だ。実際、今年は現場の仕事から離れていたので、仕事は知っていても、どんなメンバーでどういう思いで仕事をしているか、スタッフのモチベーションや達成感を直接、彼ら自身の口から聞きたかったのだ。
当たり前のことだが、会社には社長が必要で、社長としての仕事をきちんとできているか、この問いに自問自答してきた1年だった。現場から離れる寂しさ、任せることの忍耐。これらは、私にとって初めての挑戦だった。
今日のプレゼンで、スタッフ一人一人が、現場で新しい体制、仕事に挑戦してきたことが確認できた。スタッフも、そして私自身もそれぞれの責任を果たすために、この1年、本当によくがんばった!
笑われるかもしれないが、今日はいつもと違う一日だった。何かが変わってきている・・・そういう期待と自信が生まれつつあることを感じている。
新しい10年に向けての第一歩にふさわしい一日を過ごせたことに、感謝したい。

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