「思い」を伝える

今日は、久しぶりにディレクターの高崎さんとお茶をした。昨日の夜の彼女のプレゼンがとてもよかったので、もっと話を聞きたくなってお茶に誘ってしまったのだ(笑)。
特に今日は、朝から数字ばかり見ていたので、制作の話を聞くと楽しいような、うらやましいような・・・。私もその仕事したい!!って思ってしまう(笑)。
制作部は数年前に立ち上げて、そのまま運用を担当させてもらっているサイトが多い。自分たちで提案したものを、バージョンアップしていくのは、メディアを持っていない制作会社にとって大きな楽しみの一つだ(少なくとも私にとっては)。
ビジョンの初期から共有できて、さらに運営データをもとにお客さまとサイトの将来について話をする。特にウェブの場合、アクセスログや広告の反響、アンケート結果などのレスポンスが数値でわかるので、やりがいもある一方で、なかなかシビアだと思う。
仕事を「作業」として考えるか「コラボレーション」と考えるかによって、スタッフのモチベーションは大きく違う。お客さまのサイトへの「思い」を共有するという姿勢で、スタッフには仕事に当たってほしいといつも願っている。
ところが、ここ数年、そういう「思い」の部分が伝わっていなくて呆然とすることが多い。お客さま、そして社内でも担当者の変更がある。それは仕事の契約期間が長くなればなるほど、避けられないことだ。担当者の変更に際して、業務はきちんと引継ぎをしたはずなのに、ミスが出てくる。どんなに経験豊富なスタッフでもそういうことがある。
そして、ミスが発生してあわてて話をしてみると、スタッフがその仕事を「作業」にしてしまっていることに気づくのだ。
仕事が「作業」になるか、「コラボレーション」になるかを決定付けるのは、情報量だと思う。「思い」も含めた周辺の情報は、「作業」には直接関係はない。しかし、その情報を知っているかどうかで、スタッフのモチベーションや制作物のクオリティ、ひいてはお客さまの満足度に大きな違いが出てしまう。会社にとって非常に重要なことなのだ。
お客さまとの出会い、制作までのプロセス、そして現在の環境・・・私たちの仕事の一つ一つに歴史があり、関わった人たちの思いがある。そして、サイトの先には多くのユーザーがいる。
私がこだわっているのは「思い」を伝えられるサイトかどうか、ということだ。そして、自分のあとを任せる人に、その「思い」を託すことができるかどうか・・・。
今日の高崎さんとの会話の中で気づいたことは、途切れてしまった「思い」を伝えることができるのは私だけだ、ということ。私が会社を愛しているのと同じように、私たちがこれまで関わってきたサイト、お客さまに心から感謝しているということを、きちんと伝えなくてはならない。
現場の仕事は私が制作をしていたころより、はるかに業務プロセスもチェック体制も整っている。業務について私が知っているやり方は古いスタイルだから、制作現場で発言すると現場が混乱すると思って、少し距離を置いてきた。これは事実だ。
でも、私がスタッフに伝えなくてはならないことはまだまだたくさんある。
「思い」だから論理的じゃないかもしれない。うまくドキュメントにまとめることもできない。だからこそ、直接、話をする必要がある。
まず、私からスタッフと話をしてみよう。「思い」を伝えてみようと思う。

「思い」を伝える」への1件のフィードバック

  1. 神原さま
    以前、武沢さんの出版記念の2次会でお会いしたビジョンの上田です。
    同じテーブルで、前の席でお話しさせてもらいまして。
    あの時は、小さな会社をやっている行け行けどんどんの可愛い女性位に思っていましたが、いや、大変な間違えでした。
    日記を時々読ませていただき、参考にしています。
    色々と教えられる、示唆に富んだ内容ですね。
    とにかく、神原さんのすごさに驚きました。
    これからも頑張ってください。
    上田

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