「想像力」

今日は、明日提出予定の危機管理のシナリオへの回答を作成した。(ただし未完)
普段から、想像しうる最悪のケースを考えて行動する(と思っている)私は、インターネットで経団連の「企業の地震対策手引き」千代田区が提供している防災情報を見ながら、どんどん気が重くなってくる。
まだまだ情報が足りない!!と気持ちばかりがあせって回答作成に進まない。
どういう危機を想定するかによって、危機管理の対策は大きく異なる。危機の想定=「想像力」だ。想定した危機に対してどうするか?
例えば、今、地震が起きたとしたら、あなたは何を考えるだろうか?
まず自分の安全。そして家族の安全を確認するだろう。それから???
スタッフの安全を考え、スタッフの家族の安全を考えるとしたら、どういう情報が必要でどういう方法で連絡をとるのだろうか。会社の状況は?お客さまの状況は?考えなければならないことが次から次に浮かんでくる。
そう!この「浮かんでくる」ということがとっても大事。
災害や事故の起こるまえに何をすべきかを検討するときに、一番必要な能力が「想像力」なのだ。危機管理の担当者が、どの程度の「想像力」を持っているかによって、想定されるシナリオは大きく変わってくる。 
適切な「想像力」を持ったスタッフにこの仕事を任せることができるか否かで、企業の存続が決定されるとしたら、企業にとってこの人選は非常に重要だ。
ところで、この「想像力」っていつごろ、どうやって育まれるものなのだろうか?
私は、子どものころの読書量が非常に重要だと思っている。そして読書の際にいかに感情移入していたか、とういことも。それは、テレビや映画とは比べ物にならない。昔話や偉人伝、世界の名作・・・その物語の世界に入っていって登場人物の視点でいろんなことを考えることが、「感受性」と「想像力」の育成に影響しないわけがない。
ふと危機管理コンサルタントの平能氏の劇場型シミュレーションを思い出した。彼の危機管理トレーニングでは、オリジナルのシナリオがこれでもか!というほど、ディティールまで考えられている。
大学の先輩にあたる彼の専門はフランス文学。きっとモリエールとかを愛読していたんだろうな・・・(笑)
いま、私たちのコミュニケーションの中心にあるメール。
表情、声といった表現を抜きにしたコミュニケーションで思いを伝える、あるいは思いを推しはかるというのは、なんと難しいことだろう。
キャッチボールのように気軽なコミュニケーションもいいけれど、恋文のように何度も読み返して送るようなプロセスがあってもいいのかもしれない。
メールの先にいる人への思いやり。ここにも「想像力」が必要だ。

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