神さまが降りてくる

今日は午前中、飛び入りでディレクターMTGに参加した。
久しぶりに参加したMTGだったが、開始時間ににスタッフが集まっていなくてがっかり。
それに、もう少し元気があってもいいんじゃない?という感じ。
普段参加していない私がいたので、雰囲気もあんな感じになったのかな?とも思うが、週の頭のMTGだからこそ、パリッとスタートしたかった(苦笑)。
定例MTGでの具体的な業務報告の中から、現場の課題がリアルに見える。もちろん議事録や担当マネージャーからの報告はいつも聞いている。しかし、スタッフの声のトーンや生の言葉で、その課題の重要性、緊急性がよくわかる。
現場責任者の米田の対応はさすがで、的確に言葉を選びながら対応している。今日のMTGでの対応は、ほぼパーフェクト!
ただ、現場スタッフの手探り感もよくわかる。
制作部のスタッフは、これまで右肩上がりしか経験していなかったわけで、現在のような厳しい状況ははじめてのことだ。逆境に耐えられる精神や経験を持っているスタッフは残念ながら少ない。だからこそ、チームMTGは重要だ。
問題を把握してきちんと洗い出すこと。そして、その対策について、自分ができること、チームで検討すること、会社として取り組むべきことを、各人が整理して、的確な提案できるようになればうれしい。
そのためには、まだしばらく時間が必要だろう。誰もエレベータのように、新しいステージにスムーズに連れて行ってくれる人はいないのだ。自分たちで一つずつ経験して積み重ねていくしかない。
5年くらい前のこと。
私が社内の体制やプロジェクトのやり方に、今以上に試行錯誤をしている時があった。試行錯誤というよりは、やっとマネジメントの問題に直面した時期、というのが正解かもしれない。
その頃は私自身の経験も知識も蓄積されていないから、頼るものは本しかなかった。おまけに、私自身のコミュニケーションリテラシーも低かった。
何か新しいことをはじめるにしても、深夜にスタッフあてにメールを書いて、「明日からはじめます!」みたいな感じ(苦笑)。そんな乱暴な時代だった。
私が意気込んで新しいことに挑戦するぞ!と宣言メールを出した後には、必ずスタッフの誰かからメールが届いた。
「納得がいかない」「どういうメリットがあるのかわからない」「今のほうがいい」・・・などなど。
ほとんどのスタッフは、この会社以外しらないような状況だった。手探りでプロジェクト管理の手法やチーム編成について検討し、導入しようとしていた私も、そんなに理論武装できていない。
でも、自転車は止まると転ぶ。会社も同じだ。規模が大きくなるとか、業界が変化しているときに、自分だけ現状維持を選択してしまっては転んでしまう、という不安があった。
そんなとき、私はいつもこう回答していた。
「このアイデアよりもいいアイデアがあれば、教えて欲しい。しかし、代替案を提案できないなら、ケチをつける前に一度やってみよう!」
今思えば、ネガティブな意見を聞きたくないし、説得できる自信もないというのが本音だったのかもしれない(笑)
当時は、スタッフ一人一人がいろんな場面でいろんな壁にぶつかっていた。
それは、技術的な問題だったり、コミュニケーションの問題だったりしたわけだが、その壁を乗り越えるための的確な方法を示すことの出来ない私が考えたのは、見える景色を変えること。つまり、席替えだ。
煮詰まっているスタッフの横に、スキルの高い人を並べる。こもって考えてしまう人に対しては、周囲を見渡し、声をかけることができる人を横にする。
席を移動して見える景色が変わったり、隣の人が変わるだけでも大きな刺激になる。また、担当する業務の変化は、仕事の経験はもちろん、新しいお客さまとの出会いで新しい発見につながることが多い。
会社も私も、そしてスタッフも若かった。社内には先輩はいない。そんな私たちにとって、さまざまな組織で、いろんな経験をしているお客さまが、最も身近な先生だった。
今でこそ、MBAの本などで人材管理の方法論をいくつか知識として持っているが、当時は「もっといい組織」「もっとスムーズなコミュニケーション」に対する私の探究心から、ほんとうに6ヶ月に1度は、席替え=組織替えをしていたような気がする。
誰をどの席に決めるかということは、会社の雰囲気だけでなく、スタッフの成長スピードにも大きく影響してくる。当時も今も、スタッフの席替えは、私の最も重要な仕事のひとつだと思っている。
今朝のMTGに参加して感じたのは、組織としての経験は相変わらず少ないという現実だ。
マネジメントを担当している私たちの経験も少ないのだ。その少ない経験から、何かを生み出す努力をしているわけだから、現場のスタッフが不安に思うというのもよくわかる。
いま、私たちに必要なのは、不安とうまく付き合うスキル。
そのためには、不安を解決するために、いろんな情報を集めること。
人の意見を聞くこと。いろんな立場にたって考えてみること。
ぎりぎりまで考えて、考えた末に見つかるものがあるはずだ。
本気で考えた人には、必ず神さまが降りてくる。
企画でも、プログラムでも、デザインでも、マネジメントでも!

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