多面的評価システム

最新号の『日経アドバンテージ』11月号が届いた。今月号の特集は「eラーニング」。
中堅中小企業のIT導入に関する情報や事例が豊富で、創刊号から愛読している雑誌だ。私たちの規模の会社でも検討できる、身の丈にあった情報が豊富で、本当に役立つ。
実は、この最新号でニューズ・ツー・ユーの人事評価システムが紹介されている。
タイトルは「成果主義時代の人事情報システム」。
この1コーナーで人材開発における目標管理や多面評価の事例として紹介されているのだ。
弊社では、独自の人事評価システムを開発、運用している。
自社のシステムでもっとも気に入っている点は、本人や周囲の評価を基準に査定をすることができる点だ。
すべてのスタッフと仕事を一緒にしているわけではないのに、査定を社長一人でするのはおかしい・・・。そういう矛盾を抱えながら経営していた頃に比べて、今は、周囲の意見も聞けるし、何よりも本人がどこに注力してきたかを本人の自己申告によって確認することができる。
少なくとも一人で考えるよりは、客観性が高くなっていると思っている。
スタッフからも、上司の評価だけに左右されない点は、広く評価されているようだ。
しかし、一方でさまざまな課題も抱えている。
2001年からスタートしたこのシステム、当時のスタッフが全員参加で評価項目を決めた、いわばお手製の評価システムだと思っていた。
しかし、当時からいるスタッフはさておき、新しく入ったスタッフには、この参加意識がないため、スキルシートとよばれる評価項目が曖昧であるという指摘をよくうける。
このスキルシートだが、毎年、役員が事業方針に従って項目の見直しをしている。つまり、スキルシートそのものも変化し、成長するしくみになっているのだ。数年にわたる見直しによって、毎年少しずつバージョンアップしている点は理解してほしいなぁ。
その他の課題として、中間管理職やマネジメントをアシストするようなスタッフを評価する基準が未整備である点があげられる。
このシステム自体はすでに完成しており、基本的には360度評価になっているのだが、現時点では、役員の評価スキームを導入していないのが現状だ。
理由は、まだまだ役員の仕事として何を期待しているか、何をもって評価するかという点が、私自身の中で定まらないからだ。本当は今年の課題として、この問題に取り組まなければならなかったのだが、残念ながら来期に持ち越しとなりそうだ。
スタッフの中には、自分よりキャリアやスキルが上の人を評価するのは難しいという人と、逆に上司の評価をしっかりしたい、という人に大きく分かれている。
この辺は個々人の性格にも拠るのだろう。
現在は一人一人の顔や性格を思い浮かべながら、自己評価欄を確認できるのだが、人数が増えていったときに、どうなるだろうか。担当の役員が、今の私と同じような形で評価をしてもらえるようなプラットフォームも今後必要になってくるだろう。
今回の記事を取材していただいた記者の方のお話しでは、どんなにお金をかけて導入した評価システムでも、全員が満足いくというものは存在していないという。
それを聞いて、少し気分が楽になった。
その時々の会社にあった仕組みを皆で考え、取り入れていく・・・。それが私たちらしさなんだと思うのだ。

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