佐村先生

学生時代から、私は編集のアルバイトをしていた。
そのころの私はといえば、なんとなく文章を書くのが好き、人と会って話を聞くのが楽しい、くらいの典型的なアルバイト(笑)。
そんな私を鍛えてくれた人のひとりが、ナンバーワン・デザイン・オフィスの佐村さんだ。
今でこそ「佐村さん」と呼ばせていただいているが、ずーっと「佐村先生」と呼んでいたし、いまでも心の中では「佐村先生」だ。
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昨日は、代々木公園にある佐村さんのオフィスでMTG。
会社設立当時は、本当に毎日のように通っていた佐村さんのオフィス。今年は何年ぶりかで再会を果たし、そして一緒にお仕事をすることができてとてもうれしい。
本当にいろんなことをご一緒させていただいた。
まず、カプス設立の挨拶状のデザイン。これは、本当にかっこよかった!
ファッションカタログのお仕事では、地方ロケも含めて、初めて撮影にも立ち合わせてもらった。会社案内を制作したときには、私自身が書いた原稿が今ひとつ(今ふたつだったかも)で、内容についてとにかく厳しく指導された。半べそかいたこともあった(笑)。
適当な知識で原稿を書いていくと、必ず指摘され、書き直しだった。
CIの仕事の時には、制作に取り掛かるまで、業界知識や周辺情報の収集後、さらに時間がかかって、私がいらいらしていると「100年使えるものを考えているんだ!」と叱られた。
私たちの人生よりも長く行き続ける企業のロゴを作る人の思い、責任。ほんとうに心に響いた。
私たちに伊丹監督を紹介してくださったのも佐村さんだった。
当時、伊丹監督の映画関連のADをしていた佐村さんが、インターネットに関心のあった伊丹監督に引き合わせてくれたことは、私にとっても、会社にとっても本当に大きなターニングポイントとなった。
私が紙の仕事(雑誌や広告などですね)からインターネット一辺倒になってからずいぶんたつ。
佐村さんと再会のきっかけとなったのが、アカデミーヒルズのお仕事。
初めてまだ赤坂にあったアカデミーヒルズに行った時、壁にはってあったアカデミーヒルズのポスターをみて、「あ、佐村さんの作品だ!」とすぐにわかった。
美しいタイポグラフィ。伝えたい内容が目に飛び込んでくる。このバランス、このデザイン。ぜったい佐村さんだ!と思った。
アカデミーヒルズのお仕事では、本当にクリエイティブに対する要求が厳しい。たくさんあるウェブ制作会社の中で、たまたまご縁があってご一緒させていただいているが、私が若いときに佐村さんにご指導いただいているというのも、ポイントが高かったのではないだろうか。
この人と、紙とウェブでコラボレーションできるようになったことを思うと、私もやっと一人前になったなぁと(笑)。
そんな彼が作ったシンプルなストライプのアカデミーヒルズのパンフレット。
実は、そのストライプの線は53本あって、49本目にロゴがはいっているのだ!
53F建ての六本木ヒルズの49Fがアカデミーヒルズだというのを、デザインのなかで表現しているのだ。
「1本の線にも意味がある(佐村さん)」
うちのデザイナーたちにも、見た目の美しさ、わかりやすさだけでなく、こういうプロの仕事師になってほしい!!
佐村さんとのブレストでは、いろんなことに気付き、いろんな可能性が広がる。
こんなふうに一緒に仕事をするメンバーを刺激してくれるのは、一つ一つの仕事に対しての好奇心の持ち方だ。
この人と仕事がしたい!と思わせる彼の魅力は、クオリティはもちろんだが、スタッフをやる気にさせる、この人の仕事への姿勢だと思う。
今回、久しぶりに佐村さんとお仕事をご一緒するわけだが、「10年経ってこのレベルか」と思われないように、しっかり勉強しなくては!
久々にプレッシャーの大きな仕事です。

佐村先生」への4件のフィードバック

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