前進のための戦略

今日は部門別戦略説明会があった。これは、10月1日に発表した来期の事業戦略を部門にブレイクダウンしたものを説明する社員向けMTGだ。
恒例の(?)パワーポイントを用いての説明のあと、スタッフからの質問に回答していくというスタイル。こういうのは、何度やっても、プレゼンの方法に悩むものだ。
特に、明るい光が見えてきている来期の戦略については、とにかく明るいトーンで話をしたかった(笑)。私自身のこの確信を、さらに確実なものとしてスタッフにダイレクトに伝えるように努力したつもりだが、どうだっただろうか・・・(不安)
私自身は決して逆境に慣れているわけでも、精神的に強いわけでもない。
それでもこの数年の停滞期を乗り越えつつあるのは、試行錯誤のなか、とにかく自分も組織も動きながら、確かめながら前進してきたことにあると思う。
私自身は、不安の大きかった時期の終わりを実感しているが、その厳しさをスタッフにきちんと伝えられていたかというとNOだったと思う。
そもそも背景の説明や理解が不足している中で、明るさを強調するのはとても難しいんだな、これが(笑)。
今日の説明会でも実感したのだが、全スタッフを前にして発表する内容は、決定事項だけになってしまう。それを決定するまでの間にでた議論や方法論について、すべてを伝えることはもちろん出来ないというのは理解している。しかし、それらの周辺情報が、決定事項を理解するためにいかに重要かという点を考えると、そのための情報伝達手段を確保しなくてはならないという別の課題が出てくる。
特にうちの会社の場合、多くのことが、私の頭の中で展開され、検討され、決定していく。これらを役員と共有することからして、ほんとうに難しかった。
今年1年のもっとも苦戦したことは、私の頭の中にある情報を提供しつつ、一緒に検討していく場を作ることだった。実際、これについては、現在でも最大の課題となっている。
なんといっても情報収集の量が違う。たまたま今年アウトプットしているものでも、数年前から検討していたこともあるし、偶然思いついてスピーディに展開しているものもある。ビジネス環境への関心やアンテナの張り方は、社長と社長以外の人では、本当に大きな違いがあるのだ。
カプス時代には、こんなコミュニケーションのロスを感じたことは少なかった。単純に会社の規模が小さかったということもあると思う。
それから、いつも私自身が関心を持っている情報については、メルマガのクリッピングやサイトなどを引用しながら、毎日、山のようにメールで提供していた。
それが、現在は、役員用のMLや制作部用のML、サービス部用のMLといったように情報提供先を振り分けている。
私からのメールの量も増えてしまっては、そうでなくても仕事でメールが多いスタッフには迷惑になってしまうのでは、という思いもあった。
部門内MLでより深い情報共有やコミュニケーションを実現しているのかもしれないが、それが逆に他部門との壁を作る原因になってしまっていないか。たったこれだけのちっぽけな会社で、部門意識が強いことは恥ずべきことだと思う。
しかし、部門を越えた情報共有ができていないという現在の課題の原因は、実は私自身の情報フィルタリングにあったのかもしれない。
ま、そういう課題も含めて、来期のアクションプランができたわけだから、前進するしかない。会社というものは立ち止まっていると血が流れなくなって死ぬだけだ。常に新鮮な空気を送り込み、動き続けている必要があるのだ。
昨日の役員会で、オフィスの移転が承認された。これで、現在の2フロアから1フロアに集約することが実現する。しかし、こういうコミュニケーションの方法にもいつか限界が来るだろう。
役員との、そしてスタッフとの、もう少しの溝を埋められないというジレンマが続いているが、それもチャレンジだ!
社長が孤独だっていうのはウソだ。自分で壁を作っているだけじゃないのか・・・。そう思いながら、このBlogを書いている。

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