フィオリーナCEO辞任

HPのフィオリーナCEOが辞任した。
同性だからというのはもちろんあるが、あの規模の企業の、しかも歴史に残る大型M&Aを実現した、辣腕経営者として、いつも動向が気になっていた人だった。
そして今回の辞任も、取締役会との方向性の違いが原因だという。
米国流のスピード経営において、CEOの能力は非常に重要だと思う。
ガバナンスの視点からみても、取締役会が施行する人としてCEOを選らび、その期待に応える結果を出し続けるということは、ある意味で妥当であると思う。
しかし、昨今の例のように、次から次にCEOを取り替えるだけで、取締役会そのもののCEOへのコントロール、あるいはCEOを専任する能力についての責任問題については、どれくらい議論されているのだろうか?
CEOを取り替えることが、株主へのプレゼンテーションになってしまっていないか?
完成された経営がないように完成されたCEOはいない。
会社が変化し続けるのと同様に、人も成長し続ける。
フィオリーナ氏の場合、6年というCEO在任期間が長いか、短いかは別として、ジョブスとともに復活したアップルの例を考えても、あとで在任期間を振り替えって、別の評価が出てくるCEOもいるかもしれない、なんて思ってしまう。
具体的にはイメージできていないのだ、はじあらゆるケースにはじめて直面するCEOそのものの成長も視野にいることは、ありえないのだろうか?
長期に渡って会社を成長させていくことを第一に考えたとき、取締役会とのCEOとの関係に、なにか別の視点や指標が必要なのではないかと思っている。
※フィオリーナ氏の辞任について、意を唱えているわけではないので、誤解のないように・・・。

フィオリーナCEO辞任」への4件のフィードバック

  1. Setback or mismatch?

    Fiorina steps down at HP 以前、Hewlett Packard(HP)のCEOであるCarly Fiorinaがそのポジションに就いて以来の彼女の業績というか行状をクロノロジカルにエントリ(”At the end

  2. HPのフィオリーナ女史辞任

    先週発表されたフィオリーナ女史の辞任のニュースには驚きました。PCの戦略はデルに押されて苦戦しているとは思っていましたが、予想以上にHPの業績が悪化しているようですね。
    ここ5年前後脚光を浴びていた女性経営者の退任は、「今月の提言」で示した次の「見事に…

  3. Setback or mismatch?

    Fiorina steps down at HP 以前、Hewlett Packard(HP)のCEOであるCarly Fiorinaがそのポジションに就いて以来の彼女の業績というか行状をクロノロジカルにエントリ(”At the end

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