刺さる広告

費用対効果が23%アップする 刺さる広告―コミュニケーション最適化のマーケティング戦略
もっとも削減しやすいコストとして、いつも最初にあがるのが「広告宣伝費」であるとはよくいわれることです。この経済危機において多くの企業が広告宣伝費やマーケティング予算を削減しているというのを耳にしますが、そのことに疑問を持つ人はあまりいないような気がします。


企業にとってマーケティング予算というのは、そんなに簡単に削れるレベルの「無駄」なものなのでしょうか?
この「刺さる広告―コミュニケーション最適化のマーケティング戦略」は、従来の「勘」や「経験」に頼ったあいまいなマーケティング活動を、科学し、ROIを図るための視点を享受してくれるという点で、マーケッター必読の一冊と言われています。
マーケティングをコストではなくて、業績を上げるための投資だと考えているかどうか。投資であれば費用対効果をしっかり追求し、ROI を高めるためのサイクルが運用できていれば、簡単に削減するということにはならないでしょう。
とはいってもそのための方法論を確立している企業はほとんどありません。
この本からは、マーケティングという分野が、いまどのような変化の中にあるか。そして何を求められているかを知ることができます。
経営に長期的な視点は不可欠です。あらゆるステークホルダーと長期的な信頼関係を構築し、維持していくための活動を、おろそかにすることは、自らの首をしめることになります。会社で働いている人に対しても、顧客に対しても、継続して投資をしていかなければなりません。
私たちは、すでにバブル崩壊後、短絡的な視野で企業が採用を押さえたことで、企業内において人材不足が起き、それによって人々が疲弊していることを目の当たりにしています。今回の経済危機においても、また同じような過ちを、繰り返すのでしょうか?
短期で得るべき効果と、時間をかけることでしか得られない効果。そういったもののバランスを考え、投資していくことのできるマーケッターはなかなかいません。だからこそ、経営者もマーケティングの視点を持って、正しく判断しなければならないと思います。
顧客との信頼関係は、一瞬で壊れます。それを取り戻すには、信頼を得るまでにかかった以上の時間とコストが必要だということは、皆さんご存知だと思います。
経営はもちろん、マーケティングにおいても、柔軟に対応すべきことは柔軟に対応し、続けるべき投資は続けることは大事です。
6月30日の日経ネットマーケティングフォーラムで、著者の一人、レックス・ブリッグス氏の来日講演が予定されています。
ほんとうに楽しみです。
・日経ネットマーケティングフォーラム2009公式サイト

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