中国商人 儲けの知恵

中国商人儲けの知恵―一代で巨富を築き上げた胡雪岩・商売79の秘訣
原題は「胡雪岩商詭」。
清朝末期の商人「胡雪岩(こせつがん)」のビジネスのポイントを79にまとめた本。
胡雪岩は、中国人経営者に人気のある成功者です。


中国商人儲けの知恵」を読んだ理由は、先週読んだ「レバレッジ・マネジメント」の中で紹介されていた「真不二価」という言葉に興味を持ったから。
彼が経営していた漢方薬店「胡慶余堂」の店頭には二つの看板が掲げてあって、この「真不二価」は、そのうちの一つです。
二つの看板の内容は以下のとおり。
一つは顧客に向かって「真不二価(値引きをしません)」。もう一つは従業員にむけて「戒欺(偽りを禁じる)」とあったそうです。
本物には二つの値段はない。特に薬というのは、品質を落として効能が悪くなると命を脅かすこともなります。値引きによって利潤が減り、品質を悪くすることは顧客の利益にもなりません。本物だからこそ品質を保証できるのです。薬の品質を守るためには、お客様にも「真不二価」を宣言し、社内に向けても「戒欺」を徹底することはとても重要だったのでしょう。
このことは、私自身のサービスに対する考え方にも共通するので、とても勉強になりました。
私たちは2001年の創業当初からサービスポリシーとして「Fair & Reliability」を提唱しています。
企業の規模やニュースリリースの本数に関係なく、すべてのお客様に対してサービスは平等であるべきです。また、「戒欺」はウソをつかないという意味もあると思いますが、私たちはお客さまと私たちの関係も「Fair」でありたいと思っています。
この本の内容は、一部賄賂の話などもあったりして、今の時代にそぐわないところもあるかもしれませんが、商売の基本についてとても勉強になるものだと思います。
本著にもありましたが、中国では「商売をするなら胡雪岩」といわれるくらい評価の高い人だとのことです。
実は、本を読みながら、この人の名前どこかで聞いたことがある・・・と思っていたのですが、自分のブログを「胡雪岩」で検索してみたところ、名前があったのです!!!
・杭州の力(from minako’s blog 2003.11.03)
2003年に友人の中国人経営者、イーチャイナの李社長に、なんとこの「胡雪岩」の自宅をそのまま使っているレストラン「杭州胡雪岩故居」に連れて行ってもらっていたのです!
7年近く前から「胡雪岩」を知っていたのに、本を読んだのが今頃だなんて!!びっくりしました。
ちょうど来月は久しぶりに中国へ出かける予定なので、中国人の人たちに「胡雪岩」についてお話を聞いてみたいと思います。

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