ネットPRにおける3つの課題

「週刊ダイヤモンド」の特集「広告戦争」や、「日経デジタルマーケティング」の特集「ノンクレジット広告を望みますか?」が話題になっていますが、netpr.jpでは、オンライン広告における米国と日本の規制の違いについて調査しました。
・Web広告に関する米国法規制の現状と違反事例について調べてみました(from netpr.jp 2015.07.02)


調査の詳細は、netpr.jpの記事をご覧いただくとして、私がこの10年訴え続けてきた日本国内のネットPR市場における3つの課題について、改めて説明したいと思います。
1:オンラインメディアが読者/ユーザーに対して誠実であるか
オンラインメディアを中心とする提携サイトにおいて提供されている情報が、広告、記事、そして企業からのニュースリリースとして、適切に提供されているかどうか。SNS やニュースアプリなどコンテンツの提供のあり方、流通の仕方が多様になってきている現在、どこまでエンドユーザーに対して、「誠実」でいられるかは、メディアの信頼性の問題だと思います。
2:サービス提供会社は、利用企業に対してサービス内容の正しい説明をしているか
企業からの情報発信の方法としてニュースリリースは、”広告とは違うもの”として認識されています。しかしながら、ニュースリリースを、メディアの”広告枠”に掲載されたニュースリリースは、ニュースリリースでしょうか?広告でしょうか?
サービスを利用する担当者の多くは、その点に留意していません。広告枠での掲載については、しっかりその旨、ユーザーに伝え、理解していただいた上でご利用いただくように説明責任を果たすべきです。
3:情報を発信する企業あるいは企業担当者が、読者/ユーザーに対して誠意をもって対応しているか
次から次に登場するサービスやツール。それらの選定から運営には多大な努力が必要なことは十分理解しています。しかし、どのような形で自社の顧客をはじめとするステークホルダーにどのような形で情報を届けるのか。上記のような広告業界やネットPR市場の現状を理解し、適切な判断を行っているかどうか。
短期的なKPIの獲得のために、長期にわたって培ってきた企業と顧客との信頼関係を顧みずに、手段を選ばない担当者がいることを危惧します。
2001年にスタートしたNews2uは、ネットPRの市場を開拓してきたと自負しています。ニュースリリースをコンテンツとしてメディアサイトに提供するモデルは、2003年からスタートしました。
当社とさまざまな後発サービスとの最も違いは、企業リリース掲載において、配信先掲載メディア(提携サイト)に対して掲載料を支払っていないという点です。
配信先掲載メディア(提携サイト)の数の比較で、当社サービスから他社サービスに乗り換える企業が多いことは十分認識していますが、より多くのリーチを獲得する為に、手段を選ばないというのは、サービス提供会社として、直接の顧客である企業ならびにエンドユーザーである情報の受け手の方々に対しての背任行為だと考えています。
この7月9日にNews2u.netならびにNews2uリリースは、サービス提供開始から14周年を迎えます。
変化の激しいネット業界において、サービスの本質を変えずに、同じサービスを提供することができた/そこにこだわってきたのは、企業が直接ステークホルダーに情報を届けることができる、ニュースリリースという情報の信頼性を信じているからです。
さまざまなアプローチで、これらの課題が、しっかり認識され、健全な情報流通環境が提供されることを心から望んでいます。

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