牛肉資本主義―牛丼が食べられなくなる日

牛肉資本主義―牛丼が食べられなくなる日
里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く」「里海資本論 日本社会は「共生の原理」で動く」で有名なNHKの井上恭介氏から最新刊「牛肉資本主義―牛丼が食べられなくなる日」というインパクトのあるタイトルの新著をいただきました。


牛肉については、かねてより関心をもっていました。あ、ビジネスとしてですよ、個人の嗜好として肉好きという意味ではありません(汗)
実は、日本で唯一、生きたまま牛を運ぶ船”ライブストックキャリア(通称「牛船」)”を関連会社で所有しているのです。
そしてもうひとつ。南米ウルグアイでは、日本米「みろく米」といっしょに牧畜の事業も展開しています。
そんなこともあり、肉牛の育成や輸出については、この数年、定期的に耳にし、また関心を持っていたのでした。
そこへ、おなじみの(!)井上プロデューサーから、NHKスペシャルで「世界”牛肉”争奪戦」という牛肉をテーマにした番組を作ったと聞きました。この「牛肉資本主義」は、この番組の取材を通じて発見したさまざまなファクトやエピソードを盛り込んだ内容になっているのです。
以前はあまり牛肉を食べなかった中国人の「爆食」の影響からはじまった牛肉の争奪戦。その背景にある「グローバル資本主義」。
飼料としての穀物。南米。そして中国市場。それらを結ぶ船・・・私自身が、リアルにビジネスで関わっていた点が、一気に線につながって、太平洋を越えた面になって展開される本著。同時に、有限な地球という視点・・。厳しい競争と需要に対する大きなビジネスチャンスに、気候変動などの環境からの限界という視点が大きくのしかかってきます。
我々の関わっている”物流”は、マネー資本主義の上で踊るさまざまな現象に大きく影響されているということを改めて感じました。
グローバル資本主義の未来をも予想させる本著。あらゆるビジネスに関わる方にお読みいただきたい内容です。
追記
NHKスペシャルで「世界”牛肉”争奪戦」の放送は、2015年の春。見逃した方はNHKオンデマンドでどうぞ。
・NHKスペシャル 世界”牛肉”争奪戦(from NHKオンデマンド)

牛肉資本主義―牛丼が食べられなくなる日
井上恭介
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