心に残る場面

思い出すと自分の背筋が伸びるような場面があります。


京都のお寺で、私も気付かなかったような小さな塵をそっと拾って袂に入れられた故堀内宗心宗匠。その所作に、子ども心に感動したことを覚えています。
堀内宗匠をはじめ、多くのお客様をお迎えするのですから、丁寧に清められていたはずです。普通に歩いていると見落としてしまうような塵を見つけ、ご自身で拾われた。ただそれだけなのですが、ほんとうに今でもそのシーンを思い出すのです。
私が多分、小学生の頃のことだったと思います。
久しぶりに、そういった心に残る場面に出会いました。
年初に命名式で常石においでいただいたギリシャの船主さんのお母様。
先代の娘であるその方は、船内見学の際に、手書きの封筒をキャプテンの机の上にそっと置いていかれました。
これから出航する船の船長に、航海の無事を祈る言葉と安全祈願のお守りをいれていたそうです。
なんという心遣いでしょうか。
仕事でも、プライベートでも、普段の心がけが、いろんなところににじみ出てくるものだと思います。
自分の振る舞いについてしっかり振り返り、初心に戻って、やるべきことをやらなければ、と思うのでした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です