ソーシャルだからできたこと。

4月18日(月)17時50分。
私が発信したFacebookのメッセージのシェアは24日時点で394件。
熊本地震の救援物資の海上輸送プロジェクトのアナウンスは、ここから始まりました。


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初めてのことばかりで、ルート変更があったり、それにともなった輸送時間の短縮による物資の受付時間の変更など、多くの混乱のなか、ひたすらFacebookで情報を発信し続けました。
公式には、ニュースリリースを活用。
私のソーシャルでのアナウンスの翌19日11時に以下を発信しました。
・平成28年熊本地震の被災地支援として常石グループが救援物資の無償輸送を実施します(from News2u.net 2016.04.19)
実は私の記載した神原ロジスティックス 福山物流センターの電話番号が間違っていたというトラブルもありました、それも急いで修正。とにかく、今回のプロジェクトの情報の発信と集約は私の個人Facebookをベースに活動していくことに。
物流が遮断された中、個人からの救援物資を受け付ける場所がなかったこと。
また、多くの善意ある人たちが被災地に向かう車が、本来の支援活動の妨げにならないようにという交通規制。
このような状況の中、海上輸送で物資を届けるという話がでてこなかったので、時間がかかることは承知の上で決断したプロジェクト。
しかし、一度に大量の物資を運ぶことができる海上輸送のプロたちは、本当に物資が集まるのかを、疑問視していた。段ボール数個なら船を動かす必要はないではないか、と。
実際、私自身もソーシャルだけの情報発信で荷物が本当に集まるのか、本当は自信がなかった。
そこで、先ず、地元行政が被災地を支援する物資の輸送を提案。地元だからこそ、関東圏などから宅急便で届くよりもはやく荷物が集まると考えた。
地元自治体から、トラックで直接、物流センターに荷物が届きだしたときは、スタッフも胸が熱くなったことだと思う。
その間、EOという起業家の仲間たちが立ち上げたFacebookのグループで、このプロジェクトを紹介し、物資を集めてもらうことを依頼。
起業家ならではのスピード感で、次々に問い合わせが有り、第1便の荷物に少し目処がたってきたことを実感。
ソーシャル上では、私の投稿が拡散されていく中、「信頼できるかどうかわからないけど・・・」「こういう情報を見つけました。誰か知っていますか」というような共有の仕方に気がついた。
地方の無名企業の提案のため、本当にここに物資を送っていいのかという不安を感じる人も多かったようだ。当然だろう。
その方々の不安を払拭する為に、物流センターの写真はもちろん、梱包作業の様子、船への積み込みの様子を動画でアップ。
船の到着にあわせて志布志に向い、現地でのトラックへの積み分け、お届けの状況・・・。すべて動画と写真で丁寧にレポートしていくことを決めた。
現地の陸上輸送においても、必ずお届けした先で写真を撮って送るように指示。私たちに思いを託してくれた方々に、しっかり状況をお伝えすることが、必要だと思ったからだ。
このプロジェクトは20日の地元新聞に紹介され、第1便の出航も地元テレビ局3局が放送。地域への情報はこれでかなり行き届いたと思う。
翌日以降、直接、物流センターに荷物をお届けいただいた個人や企業の方々も出てきた。
全国各地からの物資が届き始めたことによって、私が発信した18日の投稿が、多くの方にシェアされ、それがさらにシェアされる・・・という状況による手応えを現場のスタッフたちもしっかり感じ始めていた。
一方で、ネットでの情報は、”自分が知ったときが、最新の情報”と思われることが多い。2回の輸送を決定、受付の締め切りを設定していたが、次から次に届き始めた物資について、物資の発送をどうやってとめてもらうか、という課題が出てきた。
実は、現場の対策本部の責任者から「みなこさん、物資の発送をそろそろストップしていただかないと」と言われるまで、「情報流通を停める」ということを考えていなかった。
ちょうどそのタイミングで、藤代裕之さんの以下の記事を見る。
・ソーシャルメディアの拡散が「タイムラグ」を生み、被災地のニーズに合った支援を難しくしている(from Yahoo ニュース 2016.04.26)
今度は、私自身の発信したFacebookの投稿に対して、自分でシェアをして、物資の受け取りの終了をアナウンスした。同時に、コメント欄にも書き込みをした。
情報発信によって、最新情報アップデートすると同時に、過去の情報についても、追加で状況を伝えていく。
そこまでしても、流れ出した情報を停めるのは難しいということは、これまでの経験でよく分かっている。それでも、今出来る方法としては、これしか思いつかなかったのだ。
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トラックでの輸送、2回の海上輸送、そして25日出発予定の最後のトラックの輸送。お届けいただいた救援物資をすべて被災地に届ける為の全体のプランの終了のアナウンスまで、あと数日。
ソーシャルがあったから出来たこと。
それをきちんとやり遂げたい。

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