オープンエントリープロジェクトを振り返る

自民党の参議院選公認候補を選ぶ「オープンエントリープロジェクト」の結果が発表されました。残念ながらあまり話題にならず、ご存知でない方も多いと思うので、その内容をご紹介したいと思います。
・オープンエントリープロジェクト
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公募には、458名が応募。その中から選ばれた12名のファイナリストから、得票数が一番多い人を公認するというイベントでした。
この選挙は、自民党員以外の人も投票できます。事前登録の際に、氏名住所生年月日などを記入。このイベント後は、すべて情報は削除されるというだけでなく、事務局側でも登録者が誰に投票したかがわからない仕組みになっていたそうです。
また、自民党員の方は、ハガキによる投票も可能。自民党の広報誌でこのイベントの告知と投票が呼びかけられていました。
結果、有効得票数は2万7952票。
世代としては、10代が1%、20代が14%、30代が24%で30台までが40%を占めています。
このネット投票は事前登録性。登録したが投票をしなかった人が1割いたそうです。
そして12名のファイナリストから、1位に選ばれたのは、伊藤洋介さん。私が応援していた石橋明日香さんは、残念ながら2位という結果になりました。
上位5位の方までの名前が発表されました。
1位 伊藤洋介さん
2位 石橋明日香さん
3位 松田学さん
4位 柳沢亜紀さん
5位 中村豪士さん
選挙期間の活動は、ネットを中心に候補者がそれぞれ、自分の政策を訴求していくというもの。
今回のイベントのスケジュールは以下の通り。
・事前エントリー期間 2015年11月13日(金)〜2016年5月2日(月)
・ファイナリスト投票受付期間 2016年4月1日(金)〜2016年5月9日(月)
・投票結果発表 2016年5月11日(水)
また自民党が設定した公式イベントとPR活動は以下の通り。
・ファイナリストの発表(ニコニコ動画での中継) 3月12日(土)
・新宿駅西口街頭演説会(1回目) 3月24日(木)
・カフェスタでの紹介(1回目)
・公開討論のニコニコ動画での放送 4月13日(水)
・カフェスタでの紹介(2回目)
・ニコニコ超会議2016での最終演説(2回目) 4月29日(金)
・ニコニコ動画での最後の訴え 5月2日(月)
自民党のオンラインでの訴求は、公式ホームページ以外は、正直ニコニコ動画偏重。当たり前ですが、ネット=ニコニコ動画ということではありません。馴染みのないニコニコ画面の画面に流れるメッセージに、違和感を感じた人もあったのではないかと思います。
個々の候補者の活動としては、現職の政治家あるいは前回落選をしたという方など、しっかりバックアップ体制が整っている候補者から、会社勤めをしながらの選挙活動をした方など多種多様。FacebookとTwitter、そして動画を中心にみなさん活動をしていました。
お金のかからない選挙がネットで実現できるという仮説だったと思うのですが、今回1位になった候補者は、全国を行脚するなど、丁寧な活動をした方。そういった膝詰めでの活動の大事さと同時に、お金と時間がやはりかかるものだというのも実感しました。
石橋明日香さんについていえば、出身は東京の八王子。でも地盤は福島県只見町の町会議員ということで、自分自身で運転をしながらの東京と福島の往復の時間的制限も大きかったです。
くわえて、しっかり主義主張を伝える場所としてネットを活用するということだったと思いますが、やはり、映像やデザインなどのクリエイティブな部分は、お金をかけた(かけることができた)人と、それができなかった人の違いを感じました。
街頭演説や動画での訴えは、瞬間、その場所にいた人向けで、従来型の選挙活動同様に重要なスキルです。一方で、ソーシャルメディアを活用するときには書く力、そしてコメントについて回答する力なども、とても重要なスキルだと思います。今後、この分野のプロの力を活用することも、増えてくるのではないかと思います。
手探りでの活動は、候補者も自民党も同じだったのではないかと思います。
課題もたくさんあったかと思いますが、それでも、将来のネット投票に向けた大きな経験になったのではないかと思います。

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