ジオエコノミクスの世界

ジオエコノミクスの世紀 Gゼロ後の日本が生き残る道
World Economic Forum on ASEAN 2016 に参加前に予習(?)として読んだ「ジオエコノミクスの世紀 Gゼロ後の日本が生き残る道」。


英国から米国へと変わった世界のリーダーの座。中国の台頭は、同じ価値観の中でのリーダーの移動から、異なる価値観が混在する世界へ変わるという、従来とは違う意味を持っている。
米中の対立。アジアに置ける中国の立ち位置。そして、日本はどのようにあるべきか。
最先端の技術を盗み、それをコピーしてすぐ使うことができるサイバー攻撃。国の規模、資源の有無や武力の大小ではない、新しい戦いとしてのサイバー攻撃の意味。
ドイツが、インダストリー4.0の主導権をとるため、米国ではなく、中国との関係性を強化しているという話も納得。
アジアのリスクとしての北朝鮮の動向。中韓の考え方や、シンガポールのような特定の国への依存の低い”ピボット国家”という考え方。さらにカザフスタンやミャンマーが注目されている理由など、普段アクセスしている新聞などの情報ソースでは気付きにくい内容が盛りだくさんでした。
本著の最後に、経営者のジオエコノミクスへの関心を高めるために、World Economic Forumに参加して感度を高める、ということも挙げられていました。とりあえず、その点だけ切り出して合格としましょう(笑)
世界の現状と前提を把握するのに、とても有益な1冊。お勧めです!

ジオエコノミクスの世紀 Gゼロ後の日本が生き残る道
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