龍王の海 国姓爺・鄭成功

龍王の海―国姓爺・鄭成功
先日の平戸訪問時に立ち寄った鄭成功記念館で手にした「龍王の海―国姓爺・鄭成功」。中国人の父と日本人の母の間に生まれた鄭成功の、日中台を舞台にした人生が書かれています。


日本の戦国から江戸時代。アジアではスペイン、ポルトガルの大航海時代から、遅れてオランダ、イギリスが登場する東インド会社の時代へ。
有名な近松門左衛門の「国姓爺合戦」のモデルでもある鄭成功ですが、戦国時代の列強の歴史に目を奪われていて、鄭成功という人物を知らなかったことがショックだったのと、この限られた地域で起こっていた事象にも興味があり、読んでみました。
もう、ただただ、面白い!
父母からの教育。父との関係。そして儒者から武将へ。国境を越えて、多くの兵を養いながら、何隻もの船を自在に扱い、巨大な清国との不毛な戦いを繰り返しながら、台湾において独自の国を作り上げるダイナミックな人生。
地図を横に広げて読みたいですね。
武力はもちろん、政治力、交渉力。したたかだったり、だまされたり。喜怒哀楽も激しく、時に冷淡だったり。鄭成功の39年の人生に凝縮された、東シナ海の熱い時代の息吹を感じながら、一気に読んでしまいました。
いつの時代も、振り返ってみると乱世なのかもしれませんね。
中国の歴史好きな方にお勧めです♪

龍王の海―国姓爺・鄭成功
河村 哲夫
海鳥社
売り上げランキング: 652,974

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です