常石グループのCSV

CSVグローバルセッション2016に参加、私も常石グループのセブの取り組みについて少しお話させていただきました。


マイケル・ポーターが提唱して注目されたCSVは、ビジネスを通じて社会問題を解決する”新しい資本主義”という考え方。
CSVの取り組みに関するグルーバルのランキングなどもあるようです。
今回は、特に海外でのCSVとういことで、企業の海外進出と地域の課題の解決について、広範囲なお話をお聞きすることができました。
常石グループにCSV本部ができたのは、昨年のこと。
CSVという言葉に初めてであった時に感じたのは、既に常石グループの企業文化の中にはCSV的なものがしっかり根付いている、ということです。
そこで、CSVを広義に(というか自己流・笑)とらえて、常石グループの文化を、国内外で成長するグループの中に、しっかり根付かし、また継承していくために必要な人事戦略/情報戦略/マーケティング・コミュニケーション/新規事業といった仕事をまとめてCSV本部を設置しました。
常石グループの取り組んできたCSV活動をもっともわかりやすくお伝えできるのがフィリピンセブ島での事業だと思います。
事業と地域の発展は両輪。どちらかだけという考え方ではありません。逆にいえば、あえてCSVやCSRという言葉を使う必要もないくらい、地域とともに発展していく事業が、造船業だと思います。
建造ドックを含めた工場を造るには広大な土地が必要。さらにそこに工場を作っていくので、先行投資の額が大きくなります。
労働集約型のため、社員を確保できる十分な人口があるというのも条件になります。
少量多品種の製品を造るため、従業員の教育には時間がかかります。
そして、造船海運という景気の波が大きい業界です。社長をしている間、ずっと不況ということもあり得ます。
これらの条件を考えると、1年2年で採算が取れるようになるのは無理で、どうしても長期的な、それも5年、10年ではなく、30年から50年単位での事業を考えていかなくてはなりません。
その前提となるのが、社員が安心して働き続けることができる環境の整備です。景気の影響を最小限にできるよう、地域と一体となって事業を考えていく、というのは、国内の多くの造船所がやってきたことです。
常石グループのセブの事業は、日本でやってきたことをそのまま、やっているだけです。たまたま、CSRやCSVへの関心が高まっていて、そして常石グループとしても、そのことを振り返り、まとめることができるような状況にある、というだけだと思います。
今回、クレアンの水上さんからのご紹介で、このような場所で常石グループの取り組みをお話させていただける機会をいただき、改めてCSVの視点からグループの活動をまとめるきっかけになりました。
同時に、ご参加いただいた方のほとんどが常石グループを知らない中、私たちの活動に多くの共感をいただいたことは、ほんとうにうれしかったです。
素晴らしい機会をいただき、ほんとうにありがとうござました。
そして、常石グループのDNAを次世代にしっかりとつなげていく為、CSV本部としても、今まで以上にしっかりと取り組んでいきたいと思いました。

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