The Crazy Ones

先日、カープの25年ぶりの優勝といっしょに、企業の25年を振り返るというショートプレゼンをする機会がありました。

25年前の1991年というと、大変な円高のとき。そんな中、常石グループは、セブ進出を決めました。
円高、将来の人口減少を考えると、小さな造船所が国内で生き残るのは難しいだろうという判断でした。「背水の陣」で、このプロジェクトが失敗したら、グループは潰れてしまう・・・そういう覚悟で現地に行ったという話を聞いています。同時に、常石はおかしいんじゃないか、とも言われていたようです。

5000トン以上の船を造った経験のないフィリピンで、英語が出来る人材はほとんどいない中、ドッグを建造しながら、人を育て、完成途中の工場で船造りを始めた・・・。そんな状況だったそうです。

現在、フィリピンはASEANでは1位の、世界でも中国、韓国、日本に次ぐ世界第4位の造船大国へと成長しています。そのきっかけが常石の進出だったことは、グループの人にとっても、現地のスタッフにとっても大きな誇りになっていると思います。

そして、いま。造船/海運業界の不況の記事が連日新聞をにぎわせています。この大きな造船/海運不況のなか、常石グループは、新しく航空事業に参入しています。昨年、小型航空機の製造会社をグループに迎え、そして今年、戦後初の水陸両用機による観光事業を開始しました。

グループ全体でみるととても大変な時期です。造船海運の会社が航空ビジネスに参入?シナジー???なさそうですよね(笑)。定石とははずれた、かなり乱暴な戦略(!)です。誰もが想像ができないようなところにチャレンジする。そこでがむしゃらにがんばる。それでも、これまでの無謀なチャレンジを振り返ると「常石らしい」と思えてしまうのが、不思議です(笑)
でも、島国日本で、海を活用するという視点で考えると、観光だけでなく、有事においても、水上機の持つ可能性はとても大きいと思います。

そんなグループの歴史を振り返っているときに浮かんだのが、アップルのThink differentキャンペーンでおなじみの「The Crazy Ones」という言葉。
ちょっとおこがましいですが(苦笑)、常石のDNAを表す言葉じゃないかと思いました。

汎用性のない事業展開ですが、みんなで一致団結して、新しいチャレンジで苦境を乗り切る。そんなグループのDNAは、ある意味、ベンチャーに通じるものがあるかもしれません。

The Crazy Ones」への1件のフィードバック

  1. 常石は本当に素晴らしい会社だと思います。
    一方、グループ全体が同じ方向をみているのかとゆうと?のところがあり
    上司の目を気にしながら仕事をするのでわなく、常石スピリットをもっと全員が心に刻みやっていくともっと凄い企業になっていくと思います。

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