教育の選択肢について

息子が通っているスイスのボーディングスクールでは、小学校3年生から高校3年生までの生徒がいます。
インターナショナルのボーディングスクールでは、先生たちもキャンパス内で生活します。もちろんお子さんも一緒です。ここのジュニアセクション=小学校は、同校の先生の子供たちのためにスタートしたそうです。

英国のオックスフォードにあるドラゴンスクールも小学校のボーディングで、ここも、オックスフォードの大学の教員の子供のためにスタートしたそうです。
英国のボーディングスクールの特徴は、ウィークデイはボーディングで、ウィークエンドは家庭で過ごすというもの。これは、英国在住であるという前提で、インターナショナルではないから実現可能なスタイルです。

子供たちと一緒の生活というのは24時間、「先生」でいること、といっても過言ではありません。ボーディングスクールが2ヶ月強の夏休み、1ヶ月弱の春休み、クリスマス休暇と、長期のお休みがあるのは、先生たちのためでもあるのです。

この長期の休みに、家族で旅行に行ったりして過ごす時間は、実は、日本の小学生よりも多くなります。6月末に年度が終わるので、日本のようにクラブ活動など学校に通うことなく、ほんとうに家族と過ごす夏休みとなるからです。

もうひとつ特徴的なのは、日本では、教育は学校、躾は家庭、という線引きがありますが、ボーディングスクールでは、教育も躾も学校が担当します。

朝「起きなさい!」と母親の怒鳴り声で始まる1日は、母子ともに、快適なものではありません。家庭にいるときに、優しいお母さんでいられるというのは、母親にとっても、家族にとっても幸せなことです(笑)

スイスの息子の学校も、オックスフォードのドラゴンスクールも、共に130年以上の歴史のある学校です。欧州では、長い歴史と伝統の中で、低年齢でのボーディングスクールという教育システムが定着しているのです。

翻って、日本ではどうでしょうか?日本には、現在、小学校のボーディングスクールというのは存在しません。でも、このような選択肢の可能性もあるのではないかと私は考えています。

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