総理の夫 First Gentleman

総理の夫 First Gentleman (実業之日本社文庫)

本日は、お日柄もよく」ですっかり魅了された原田マハさんの政治小説「総理の夫 First Gentleman」。ほんとうに痛快な内容になっています。巻末には、時の総理夫人による解説も。これもまた読み応えのあるものでした。

日本の抱える課題に正面から取り組む、日本初の女性総理誕生と活躍の話。彼女の夫=総理の夫の日記形式で、ドロドロしているであろう、さまざまなことが客観的に、さらに愛情溢れる視点で伝わってきます。

主人公や彼女を取り巻く、さまざまな立場の女性たちの強さと同時に、新しい形の強い男性像が見えるところも魅力。

日本の課題を解決するための舞台装置としての女性総理の物語を、これまで課題として認識していながら、遠回りをしてきた日本の政治の歴史を振り返りながら読みました。

同時に、組織の論理ではなく、一人一人の生活。そして次の世代への責任を、地域で果たそうとしている、多くの若手リーダーの顔が浮かんできました。
過去のしがらみにとらわれず、一人で立ち上がり、そして仲間を巻き込んでいく、地域の頼もしい若いリーダーたちの姿。
そして彼らの選挙の大変さを思い浮かべながら、個人や組織のメンツで仕事をする時代じゃない、ということを強く感じました。

本著から、日本の未来をほんとうに考えた時に必要な、理想の政治家像が見えてきます。
時計の針を、戻してはいけない。
そんな思いを持って、この本を推薦します。

総理の夫 First Gentleman (実業之日本社文庫)
原田マハ
実業之日本社 (2016-12-03)
売り上げランキング: 6,502

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です