次世代教育会議@神石高原を開催しました。

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神石高原サマースクール会期中、せっかく国内外の小学校教育に関するエキスパートが集まっていただいたので、みなさんにお集りいただき、初等教育の未来について考える「次世代教育会議」を開催しました。

ご出席いただいたのは、以下の方々。
Mr. Gray氏 Institute le Rosey 校長 
Tom Merner氏 英数学館小学校副校長
坪谷ニュウエル郁子氏 株式会社東京インターナショナルスクールグループ 代表取締役CEO
吉田英也氏 洗足学園小学校校長
前田建一郎氏 洗足学園 理事
粂原京美氏 株式会社海外教育コンサルタンツ〈EDICM〉代表取締役

会議は、それぞれの学校やご経験のご紹介のあと、参加メンバーからの質疑応答というスタイルで進めました。

スイスのボーディングスクールでは、親子2代、3代に渡って通う事で、学校とファミリーがそれぞれをよく知っているというという特徴があることを知りました。

マーナー先生からは、インターナショナルバカロレアのPYP候補校として、イマージョン教育による英語力に加えて、探求力を付けていくことが課題だそうです。

中学校受験で高い評価を得ている洗足学園小学校。周囲の子どもたちが一生懸命であれば連帯感が生まれる。大きな困難を成し遂げる達成感だけでなく、自己肯定感が身に付くとおっしゃいます。また受験以外にも縦割りグループで人間力育成に取り組んでいるとも。

坪谷先生からは、日本は公的な財源を子どもと教育に使わないにもかかわらず高い基礎学力を維持しているのは、ひとつは先生方の努力。そしてもう一つは保護者のポケットマネーによる投資と分析。すでに教育は国境を越えているにもかかわらず、日本の制度が追いついていないと指摘されていました。

多くの日本人の海外留学を支援してきた粂原さんは、大学受験のための教育ではなく、近年、人間力を重視していると人が増えてきているという留学という選択肢を選ぶ背景の変遷を説明。参加者からは、短期の留学が子どもの教育や就職活動において不利になるという指摘も。

それぞれの入学試験におけるポイントは、好奇心や学習能力、コミュニケーション能力を観察しているということは共通。スイスのロゼでは、1日学校で生徒と過ごさせてみて、観察しているそうです。同様に東京インターナショナルスクールでも、団体で遊ばせてチェックをしているそうです。

インターナショナルスクールにおける宗教の対応については、東京インターナショナルスクールでは、4年生で世界の5大宗教の学習を取り入れているそう。ホスト国としての日本の行事は実施している。一方で、宗教的な背景から休職を提供することは難しいとも。スイスでも、ベジタリアン対応など宗教への対応をすると同時に、ホスト国であるスイスの国を基準にした行事をしているそうです。

短い時間でしたが、この「次世代教育会議」を通じて、今後の子供たちの教育を真剣に考えている方々が、それぞれの立場や経験を述べられ、私もとても為になりました。日本の教育が、教師のコミットメントの高さが特徴であるということと同時に、日本の教育現場が抱えている課題も共有できました。

国内はもちろん、海外でのさまざまな教育の取り組みを実際にされている方々が意見交換できる貴重な機会になりました。
ご参加いただきました皆様、ほんとうにありがとうございました。

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