広島県最南端の島 呉市倉橋町鹿島の吉網(KICHIAMI)さんへ

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広島県の最南端の島、鹿島は、倉橋島と橋でつながっているので、広島からも愛媛からも行くことができる小さな島です。この島は、”倉橋島のちりめん”として首都圏でも人気のちりめん(しらす)や、ひじきの生産で有名です。
ここで80年にわたって漁業を営んでいる石野水産の石野さんに、島をご案内していただきました。

・瀬戸内海ちりめんじゃこの網元 有限会社石野水産 吉網 KICHAIAMI

春の嵐のあとだったこともあり、石野さんが案内してくれたのは、当初予定していたアカモクではなく、とれたての玉ねぎ。
みずみずしく苦味のない玉ねぎと、とれたてのワカメをその場でいただきました。

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この島では、漁業や柑橘類のほか、玉ねぎやブロッコリー、キャベツ、ジャガイモなどを、石を積み上げて作った段々畑で生産をしています。
平地のない小さな島、鹿島で、幅1メートルほどの幾重にも重なる段々畑を活用した農業が始まったのは江戸時代に遡るそうです。

太陽の光、海からの反射、そして石からの反射と、光をふんだんに浴びて育った野菜たちの味は格別です。
い道を、歩いてあがって、収穫が多い時には、トロッコで下ろす。そんな作業を子供の頃からお手伝いをしていたという石野さん。

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石野さんは、この島で育った後、東京に出ました。
大学をでて、仕事をし、結婚。子供ができた時に、ここ(東京)は子育てをする場所じゃないと、迷わず、この島に帰って来たそうです。この島の自然、そして暮らしの価値は、東京で暮らしたからこそわかるものだと言います。

島に訪れる私たちのような来訪者に対しても、いま、自分の親戚や友だちが島に遊びに来たら、なにをたべてもらうかな、という視点で、おもてなしするという石野さん。
広島の最南端の鹿島という島から、生産物と一緒に発信されるメッセージは、持続可能な地域の象徴的な取り組みです。

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銀座の 広島ブランドショップ TAUや、広尾の明治屋で手にすることができる「倉橋島のちりめん」。
それは、どこで、誰が、どのようにして作っているのか。

里山資本主義のふるさとである瀬戸内海で、資本主義と里山資本主義の二つが補完し合っていることに触れた時間でした。

「里山資本主義」や「里山資本論」に登場する、地域の魅力を発信する実践者の方々。石野さんは、伝える力を持った、実践者の方のお一人だと思いました。
石野さん、素晴らしい体験とお話、どうもありがとうございました!
石野さんが上京するときには、ぜひ里山カフェでお話をあとみなさんと共有したいと思います!

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