わしの眼は10年先が見える

大原美術館を作った大原孫三郎の伝記「わしの眼は10年先が見える」
今年90周年を迎える大原美術館。ちょうど学校を開校することもあり、世界から子どもたちをむかえるにあたって、暮らしに大原美術館があることは、地域の大きな優位性だと考えていました。

そんな話を父としていた時に、この本の話題になり、お前は読んでいないのか、と(苦笑)。あわてて手にとった次第です。

城山三郎は中学生くらいから愛読していたのに、なぜ読んでいなかったのかと考えると、平成9年=1997年の作品だったのですね。よく考える企業してからはあまり城山三郎読んでなかったんだなぁと。

地域企業家として、イノベーターとして、スポンサーとして=今流に言えば、あらゆる分野におけるエンジェルとして。激動の時代を生きてきた彼の人生と、その周りにいた個性あふれる友人たちとの交友に圧倒されました。

また、同時に自身の最高傑作と言っていた後継、総一郎氏の生涯もあることで、自身が受けた教育と、後継者に施した教育についても大変勉強になりました。

いま、多くの経営者や起業家が、自分のルーツである地域に大きな愛情と関心を寄せています。
東京に人材もビジネスも一極集中が続いた。その中で、地域が搾取されてきたものについて気がつくと同時に、地域の個性、魅力を再確認するプロセス。そして、インターネットや宅急便などの社会インフラの整備によって、地域に大きな可能性があることに強い手応えを感じて言えるからこそだと思います。

企業経営から教育、医療まで・・・。経営者の役割について改めて考えることができます。経営者の友人たちにぜひ読んでほしいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です